イスタンブール編 vol.3 ── 一人でボスポラス海峡を渡る
イスタンブール3日目。
結果的に、今日は一人時間を確保して、
イスランブールで一番ゆったりした時間を過ごすことができました。
今日は一人で回る
朝起きて、今日は一人で行動しようと思い、
先に街へ朝食を食べに出ました。
すると、友人から電話が来て、「今どこにいるの?」と。
また一緒に回る計画を立てられそうになったので、
今日は一人で回りたい、と伝えました。
そうしたら、
友人も私の意思を尊重してくれました。
ただ、結局朝食は一緒に食べることになりました。
本当は私はおしゃれなカフェで食べたかったのですが、
トルコといえば有名なサバのドゥルム(ラップ)のお店へ。
そこで、25歳のお兄ちゃんが、
友人のことをいたく気に入り、
なぜか友人のことをシャキーラと呼び笑、
”You are beautiful!”の連発。
そして、チャイを2回もサービスしてくれました。
その後は別れて、
友人はアジア側へ、
私は一人でヨーロッパ側の街に残ることにしました。
最後まで「アジア側に行こうよ」と言われたのですが、
ここは自分の意思を守りたいと思って、「今日は一人で回るね」と。
一人の午前中
その後はスーパーマーケットに寄ってお土産を買ったり、
ホテルに戻ってお菓子を食べたり。
ランチには、ずっと食べたかったSimit(トルコのパン)を食べました。
誰にも合わせず、食べたいものを食べる。
それだけのことが、とても贅沢に感じます。
ボスポラス海峡を、一人で渡る
少しホテルで休んで、
やはりボスポラス海峡を渡る経験をしてみたいと思ったので、
15時頃からフェリー乗り場へ。
カラキョイからカドゥキョイまで、
フェリーで海峡を渡りました。
フェリーはすごく気持ちよかったです。
ちょうど夕方で、光も綺麗に当たって、
海がキラキラと光ってとても綺麗でした。
たぶん人生に一度しかないこの経験、
一人でゆっくりとこのフェリーに乗ることができて、本当に良かった。
新しい体験も大切ですが、
それを自分のペースで味わえる状態が必要だったのだと思います。
カドゥキョイ(アジア側)
正直、カドゥキョイは、
特段見るところがあるわけでもなく。
ボスポラス海峡を渡る経験だけで満足という感じです。
市場にもあまり興味がなかったので、
そのままモダ(Moda)という海岸のほうへ行って、
海辺を歩きました。
自分の好みが変わった
改めて、感じたことがあります。
トルコの街を歩いていると、
正直、道の汚れやポイ捨て、
歩きタバコの多さが気になっていました。
そして、トルコは海以外にあまり自然がない。
今までヨーロッパにいて、
街が綺麗で自然も多い場所で過ごしていたので、
そのギャップに余計に疲れてしまったのだと思います。
私は今まで、アジアの喧騒や活気、
ごちゃごちゃした感じが好きだと思っていました。
でも今は、自然が多かったり、
人々が落ち着いていて優しく接してくれる場所。
ヨーロッパの静かな雰囲気や、自然の中にいる時間。
そういう雰囲気のほうが、しっくりくるようになったのです。
ただ、これは公平な見方ではない
ただ、正直に書いておくと、
これはあまり公平な見方ではないと思います。
この旅の最初、アブダビへ向かう機内で、私はこう書きました。
「この国を見に来た」ではなく、「訪れることを許してもらえて、ありがとう」という気持ちで。
謙虚さと好奇心、そしてその土地に生きる人たちへの敬意を持って向き合いたい。
その気持ちで来たはずなのに、
旅終盤の私は、疲れ切った状態で街を採点している。
トルコに来た時点で、
すでに2週間以上歩き続けていました。
直前まで物価の高いヨーロッパの整った街にいて、
その基準のまま来てしまった。
同じイスタンブールに、旅の1日目に来ていたら、
きっと私はまったく違うことを書いていたはずです。
だからこれは、トルコがどうかではなく、
今の私の状態がどうか、という記録なのだと思います。
それでも、自分の好みが変わったという発見自体は、
記録に残しておくことだとも思っています。
夜のちょっとした攻防
その後、
またカドゥキョイからカラキョイまでフェリーで戻ってきました。
夜ご飯は一人で。
探してやっとたどり着いたお店が、
写真と全く違う料理を出してきて、それだけでも困ったのに、
最後に値段まで高くなっていて。
他の品に変えてもらおうとしたのですが、
また時間もかかるし、フードロスもよくないしと思い、
とりあえず出てきたものをいただくことにしました。
加えて、サラダにアボカドを入れてほしい、と言った時、
値段が変わるとは言われず、OKと言われたのに、
支払いの時にはしっかりと値段がプラスされていました。
さすがにそれはやや頭にきて、
本来の値段にしてもらいました。
最後は、美味しいパン屋さんで
やや後味が良くなかったので、
その後、ホテルの近くの美味しいパン屋さんでスコーンを買いました。
このお店はSimitもふわふわで絶品でした。
この日、いちばん残ったこと
今日いちばん心に残っているのは、
やはり夕方に渡ったボスポラス海峡です。
たとえ、友人との旅においても、
我慢して自分の本音を言わずに消耗すると、
その消耗が貴重な経験自体を台無しにしてしまいます。
友人とはいえ違う人間なので、
伝えたいことは伝えたほうが、お互いのためだと思います。
